エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

エンジニアの心

どう書くのたのしみ

横浜へなちょこプログラミング勉強会 オフラインリアルタイムどう書く が神田に移ってきてやがて半年になります。 場所が住んでいるところから近くに移ったということもあって、ようやくオフラインで参加できるようになりました。ふりかえってみるとオンライ…

練習をしないで試合に臨むアスリートはいない

はてなダイアリーにポストしているにもかかわらず、完全にマンスリーと化しています。自らの横着が成せる技。 それはそれとして。 目減りする技能 以前に「稼働率を100%にしてはいけない、と思う」というエントリを書きました(検索してみたら、ちょうど4年…

進歩がないのか、それとも、ぐるっと回って同じ問題に再会したのか

Mac内のファイルがまた乱雑になってきたので整理をしていたのですが。2010年ぐらいの日付のファイルに書かれている内容が、このところのわたしの振舞いから生じている問題について書かれたもののように思えて、「この4年間、なにも進歩しなかったんだろうか…

30年のソフトウェア的愛情〜または私は如何にして心配するのを止めてプログラマになったか

自分で初めて書いたプログラムは、ノートに書いた10行ほどのBASICのプログラム。 当時、たしかJR-100を持っている友だちがいて、その友だちの家にいってぽちりぽちりとそのプログラムを入力して。 たかだか10行程度のプログラムにもかかわらず、これが思いど…

出力不足

ブログがすっかり放置状態の今日この頃。 この11月は少々きつかったのもあるのですが。心身ともにきつかった。身体的にきついのは目に見えてわかったていたのだけれども、ふりかえってみれば精神的にもずいぶんきつかった気がします。昨日は客先に訪問して仕…

「Railsに挑む」から「Railsで挑む」へ

ゆえあって。Railsの勉強をしています。使っている教材はこれ。勉強の記録を、もうひとつのブログ「エンジニアのソフトウェア的愛情」に記録しています*1。「Railsに挑む」と題して記録してみた一週間。学習を続けていく過程でだんだんと湧いてきたのが「Rai…

問題を解く難しさ、問題を作る難しさ

難しさで言ったら圧倒的に、 問題を解く < 問題を作る なわけで。 ソフトウェア開発の難しさのうちのかなりの部分が、じつはこの問題を作る難しさに起因しているじゃないかと。 仕事でソフトウェア開発をしていても、「これ、解く問題を間違えてるんじゃな…

「失敗することのできる環境を提供すること」ということ

検索で7年前に書いた自分の記事を見つけてしまいました。 「降格がないことによるメリット」 - エンジニアのソフトウェア的愛情 昔も今と変わらず悩んでいたようです。というか悩みっぱなし。文章が青いのがイタイ…。文章力自体は進歩がないようです。 それ…

人の思考片は(もしかしたら)円錐形をしている(のかもしれない)

もう1つは、物事を具体的に考えるのが得意なタイプです。 「どのように、それをするのか?」を考えるのが好きで それを実現するためにはどうすればいいのか(プロセス)を常々考えています。 「思考のクセ」に気づけば、新しい思考パターンが身についていく…

自分の取扱説明書

想いの会社に自分を知ってもらうために、履歴書や業務経歴書といったものを見てもらうわけですが。自分がどういう仕事をしたいのか、どういう仕事だと力を出せるのか、そもそもどういう扱いをしてほしいのか、過去の経歴もさることながらそういったことを伝…

モチベーター

●ネルシーニョ監督(柏): Q:今日は大谷選手というキーマンを欠きましたが、代役の茨田選手の選択に関して、安英学選手や兵藤選手というところで迷いはなかったですか。 「その決断は非常にシンプルでした。日々のトレーニングの中で観察していますので。茨…

すごいことを見る者にすごいと意識させないということ

昨日、舞台版「千年女優」を観てきました。素晴らしかった…。 …と、その感想はひとまずおいといて。 会場で販売されていたパンフレットと2009年の初演時の舞台をおさめたDVDとサウンドトラックCDを購入。そのパンフレットを読んでいて思い出したことがあった…

仕事のパフォーマンスの善し悪しの原因について

数日をかけて行動分析学の本を読んでいたわけですが、読みながら気がついたこと。読む前から漠然とそうなんだろうなと感じていたんですが読了して裏付けがとれた気分。7月のオブラブ夏イベントの本間直人さんのワークショップで伝授して頂いた内容。 「発言…

正面突破は自滅の香り

本間さんからは「まず火のつきやすいところに火をつけなさい」と智慧を頂いたのに。 潤二さんからは「失敗しても大丈夫なぐらい小さなところから動いてみなさい」と智慧を頂いたのに。 本丸の中心人物に正面突破で挑んでしまって危うく怒りを買うようなこと…

The Right Stuff - エンジニアの資質

一昨日のワークショップについて。書きたいことはたくさんあるんですが。どうしてもまず言葉にしておきたいことがありまして。 松本潤二さんは自己紹介の中で、20年ほどのあいだにソフトウェアの開発の現場から始まって(中略)今は開発をするチームを作る…

The Right Stuff - エンジニアの資質

昨日のワークショップについて。書きたいことはたくさんあるんですが。どうしてもまず言葉にしておきたいことがありまして。 松本潤二さんは自己紹介の中で、20年ほどのあいだにソフトウェアの開発の現場から始まって(中略)今は開発をするチームを作るお…

「動いているコードをいじらない」のは誰?

「動いているコードはいじるな」という言葉、いろんな場でいろんな意味で取り上げられますが。ところで「いじるな」と言っているのは、誰? 今週は静的解析ツールの解析レポートを見ていました。きっかけは、時間ができたので何気なく結果を見てみただけだっ…

上司のタイプ

上司に限らない話かもしれない。この1年半で3回上司がかわって、つまり4人の上司の下で仕事をすることになった。 今週、その4人目の上司と面談があって、そこで感じたこと。 上司には少なくとも4つのタイプがある。 話をするのをためらわせる上司 話を…

携帯電話を修理に出した

現在使用中の、スライド式の携帯電話の、本体側と液晶側を繋ぐフレキシブルケーブルが断線。開くと画面が表示されない状況に。一週間ほど前から予兆があってだましだまし使っていたんですが、さすがに真っ黒な画面を見て諦めました。 で、ショップでのやり取…

アジャイルと効力感

無気力の心理学―やりがいの条件 (中公新書 (599))作者: 波多野誼余夫,稲垣佳世子出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1981/01/22メディア: 新書購入: 3人 クリック: 52回この商品を含むブログ (35件) を見る 最近読んだ本。 効力感というのは、おおざっぱ…

幸せの順送り

「幸せの順送り」とは、LTで優勝した足立さんがその中で使った言葉です。みんなから頂いたものを次の人に渡していく行為。わたしが行き詰まり感を感じている理由も表しているような気がします。 イベントに参加するのは楽しいけれど、そこで止まっていて進め…

なぜオブジェクト指向が浸透しないか

自分たちの仕事場での話。昼寝しながら考えた。階層的にプログラムを構築していくという手法は、従来の構造化と言われている方法でもオブジェクト指向でも同じだと思う。ただ、階層の方向が違うんだろう。 大雑把な話をすると。構造化では規模の大小、複雑さ…

言語と言語の距離

どう抜く?にエントリしています。主にC++とHaskellで書いたコードを投稿しているんですが、ふと気がついたことが。 使い慣れているC++で書いてから、次にHaskellで書いてみることが多いんですが、このときC++からHaskellへ書き直しているわけではないんです…

不安は人を保守的にする

先日、次の機種の開発に向けて、今あるプログラムの設計のマズイところを直します、と宣言していたプログラマが、今日はすっかりその勢いがなくなっていました。同僚と顔を突き合わせて難しい顔。なにを難しい顔をしているのか訊いてみると、次の機種で追加…

素人の傲り

最近、「プロフェッショナル進化論 「個人シンクタンク」の時代が始まる (PHPビジネス新書)」を読んでいます。しくじったと思ったのが、どこでこの本を見つけたか忘れてしまったこと。どっかで紹介されているのを見てamazonで購入したんですが…。しくじった…

人は情報を呼吸している

今日の夕方。我ながら、なんだか元気ないなー、という気分。疲れることもしていないのになんでだろ?と思い返してみると。そうか、あまりに何もしていない。今日は極端に会話が少ない。 そんなときに思い出すのがこのことば。 人は情報を呼吸している 吸うだ…

最後の一押し

今日、現場担当者から、報告なのか、なにかの依頼なのか、承認を求めているのか、内容をとらえにくいメールが届きました。なにか訴えようとしているのはわかるんですが、じゃぁ、わたしはどうすればいいのか、わからない。わからないことは直接訊くに限るの…

想像力、大事!

思いやり駆動でひとつエントリを書きました。同じように大事なものが、少し乾いたことばで、「想像力」なんじゃないかな、と思います。自分以外の人の思いは、けっしてすべてを知ることができないものだけに、相手の思いを知るには想像する必要があります。…

思いやり駆動

オブラブイベントのトリを飾るライトニングトークスのベストトーカー賞を受賞した思いやり駆動開発。ハレの場から日常の開発の現場に戻ってきて、改めて相手を思いやって作業を進める大事さを実感。 さらに。ドキュメントを書くときにも思いやりを(読まれな…

自由自在

イベントは「帰郷」というテーマで開催されました。最後に「あなたにとっての帰郷とは?」という問い。だいぶ考え抜いた末出てきたのが、「コンピュータで自分の思い通りに動かす」コンピュータすげー、コンピュータおもしれー、と思ったのはこの「思い通り感…

人を、責める。

今日は人を責めました。「言葉で説明できないことをプログラムに書けるのか」と。今回のプロジェクト、行くはデスマーチ。理解が深まるのを待つだけの余裕がありません。今理解せずに先に進むことは、命綱なしの綱渡り。それに気付いてほしかったのか、こん…

職業プログラマにとってアルゴリズムの教えはどう映るのだろう?

ソフトウェアを開発する企業に属し、プログラミングを職業とする人は、多かれ少なかれソフトウェアの勉強をしてきているのだと思っています。学校で学んできた人もいるでしょうし、企業に属してからはその企業内でも研修などで学んでいると思います。そのよ…

勝つ気でいる

このところ気に入っている言葉。「勝つ気でいる」。 わざわざ勝つ気でいるなどと表現するということは、負ける確率の方が高い状況で使う言葉のような気がする。実際、今の状況は、とても負けそう=プロジェクトが失敗しそう、な様子。 そんな状況で「勝つ気…

プロジェクトに必要なもの

このところ強く思うのは、それは「士気」ではないかと。プロジェクトに必要なものは。 士気で問題が解決するわけではありませんが、問題を解くという行為の最初の一押しに士気が必要な気がしてきています。士気が劣るとどうしても逃げ腰になってしまう。 士…

へこんでいるうちに…

へこんでいるうちに、年を越してしまった。 っつーか。ひと月以上へこんでたみたい。

がんばりの不条理

賢く、がんばらずにすむように、うまく仕事をこなした人よりも、 無策で、無駄にがんばり続けて、ほうほうの体で仕事した人の方が、 評価が高いという不条理。へこみます。

問題を解いてしまう、という間違い

問題の解答を間違える。これはミスなわけで、あからさまな間違いなわけで。でも、まだましだと思う。重篤な誤りでなければ、やり直すことで解決できるから。解く問題を間違える。無駄な労力というか、それを解いてもしょうがないというか。いくらがんばって…

上司を使えない人、と、使えない上司

他部門との交渉を、うまくできないからといって、わたしにやらせようとする人。わたしが中継したところで、直接交渉しなければ、なにも解決しないので、断りました。途方に暮れているようなので、そういうときこそ上司の管理職を使うときでしょう、とアドバ…

欠陥、失笑、反省

先日のグループミーティングでの話。 とあるグループのトラブルがどうにも解決しないという話。納入も真直で、皆それなりに神経質に話を聞いていました。トラブルの原因はつかめていない。ただ、連続で動かすとメモリが減っているという。どっかでメモリリー…

心理的コスト

現在の開発が、まもなく一段落を迎えます。ほっとするまもなく、次の開発が始まります。次の開発は、現在のソフトウェアを利用し、その上に変更を加える差分開発。今以上に短期開発が求められています。一つの締め切りが過ぎ、次の締め切りまでの時間ができ…

「先輩」は後輩が作る

少し前に、理不尽な要求に、ぽん!と感情を破裂させてしまったことがあります。実際に声を荒げたり、暴れたりしたわけではありませんが、自分の中では、はじけてました。面白いのは、自分でも感情的になっていることがわかっていることです。それに、要求を…

味方であることを伝えるのは、難しい

おそらく、言葉をいくら重ねても、「自分はあなたの味方です」と訴えても、納得はしてくれないでしょう。今日、仕事に不満を抱えているように思える、協力会社のエンジニアの方と一時間ほど話をしました。彼が何を思っているのか、知る必要がありあした。し…

「考えを伝える」ということ

3ヶ月前に「分析、即、実装」というのを書きました。設計と実装の狭間の話題を、この「ソフトウェア的愛情」の中で何回も繰り返しています。それだけ、ソフトウェア開発をする中で自分が、問題だな、と感じているのだと思います。ともに開発にあたっている…

「降格がないことによるメリット」

日本のサッカーリーグの話。 ご存知のように、日本には、プロのJリーグディヴィジョン1、ディヴィジョン2(通称それぞれJ1、J2)、その下部にアマチュアのトップリーグJFLがあります。Jリーグでは、そのシーズンの成績によって、J1からJ2への降格、J2からJ1…

相手を変えるには、相手の考えていることとその理由を理解し、尊重しなければならない

「相手を好きになり、気づかわなければ、人にちがうことをさせることはできない。相手を変えるには、相手の考えていることとその理由を理解し、尊重しなければならない」トム・デマルコの「デッドライン」の一節です。一年ほど前に読んだ本ですが、最近にな…

悲しいとき(2)

よほどわたしの言葉がわかりにくいのか、はたまた、わたしの周りには理解を共にしてくれる人がいないのか。 今日は、メールを介して議論をしているつもりでした。二度三度意見を交換したあとに、相手から届いた言葉は「全然、わかりません」。脱力しました。…

いつ失敗させるか

新しいことをやると、大抵は失敗します。あからさまな失敗でなくても、自分が得たい結果を得るために、最初は試行錯誤。わかっているのに、どうもそれが仕事の話になると、そのことを忘れてしまうようです。わたしも例外でないですが。「仕事での失敗=マイ…

悲しいとき

ソフトウェア開発を続けていますが、その中で、プログラマから言われて、悲しい思いをした言葉があります。設計変更があったときに、わたしも一つのアイディアを提示したのですが、それに対する反応は「意味がわからない」というものでした。反対の意見であ…

二番目の言語

「プログラミングの心理学」を読んでいます。 二番目の言語を教えるとき、一番抵抗を受けるとありました。そもそも最初の言語を覚えるときは、抵抗がありません(いかなる学習に対しても抵抗するような場合は、おいておくとして)。三番目以降の言語を覚える…

言葉に左右される思考(2)

ソフトウェア開発をしていると、思考が、プログラミング言語によって左右される場面にでくわします。特に悪いという思いはありません。でも、そのことに気づかず、「プログラムはかくあるべし」という考えにとらわれてしまうときがあります。後になって、な…