エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

ソフトウェアプロジェクト

(ようやく)読了「知識経営のすすめ」

バテてます。暑さでバテた記憶があまりないのですが、このひと月ほどの様子を振り返ってみるとバテてますね、これは。気持ちも低調、体力も低下。二、三週間ほど一日一食で過ごしていたし。特に消耗するほど活動していたわけでないけれど、逆に活動しないこ…

モチベーター

●ネルシーニョ監督(柏): Q:今日は大谷選手というキーマンを欠きましたが、代役の茨田選手の選択に関して、安英学選手や兵藤選手というところで迷いはなかったですか。 「その決断は非常にシンプルでした。日々のトレーニングの中で観察していますので。茨…

属人性と代替可能性について

舞台版『千年女優』の福岡公演が無事終了したようです。2月の東京公演を見たあとにふと「ソフトウェア的愛情」的ななにかを思いついてそのまま忘れていいたのですが、たまたま思い出したので、そのことをちょっと記録。 あくまでわたしの思い付きであって検…

仕事のパフォーマンスの善し悪しの原因について

数日をかけて行動分析学の本を読んでいたわけですが、読みながら気がついたこと。読む前から漠然とそうなんだろうなと感じていたんですが読了して裏付けがとれた気分。7月のオブラブ夏イベントの本間直人さんのワークショップで伝授して頂いた内容。 「発言…

自由参加のディレンマ

伝えたいことがあったので、自由参加で集まってもらったら。 普段から話を聴いてくれる人たちばかりが集まって、本来のターゲットである普段聴いてもらう機会のない人たちは集まらない。ぬー。自由参加という手段を使う時点で考えが甘いというのは重々承知し…

プロジェクトにライターがいないという不思議

日本語(自然言語)でもう一題。 いま、わたしが関わっているような規模の大きなプロジェクトでは、ソフトウェアと一緒に大量の文書が作られます。委託だったり協業だったりで対外的に出す文書も結構な量です。そんななか、最近になって思ったのが「なのにど…

「日本語作文術」を読む

読みはじめました。日本語作文術 (中公新書)作者: 野内良三出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2010/05/25メディア: 新書購入: 5人 クリック: 89回この商品を含むブログ (42件) を見る本書の冒頭、「はじめに」では次のように書かれています。 要するに、…

稼働率を100%にしてはいけない、と思う

「マニャーナの法則 明日できることを今日やるな」を読んだわけなんですが。仕事には3つの緊急度があると考えることにするとのこと。 今すぐ 今日中に 明日やる で、基本的に仕事は「明日やる」に分類しなさい、というのが本書の趣旨。 今日は昨日のうちに…

スーパーセーブとデスマーチ

3月になり、Jリーグ2010シーズンも開幕し、わたしもサポーターをやってるチームもぼちぼちの戦果を挙げているところなのですけれども。心強いのは優秀なゴールキーパーがゴールを守っているところ。先週の試合でも危機的なシーンを何度も救ってくれました。 …

プロジェクト管理は危機管理と見つけたり

…それだけじゃないですけどね。それだけじゃないけど、それが中核なんだな、と思ったわけです。 1月から協力会社がかわりまして、今まで同じ建物の中で開発していたのが、地理的にもかなり離れた場所で開発をしなければならなくなりました。今後主にメールを…

幸せの順送り

「幸せの順送り」とは、LTで優勝した足立さんがその中で使った言葉です。みんなから頂いたものを次の人に渡していく行為。わたしが行き詰まり感を感じている理由も表しているような気がします。 イベントに参加するのは楽しいけれど、そこで止まっていて進め…

優秀なクライアント

わたしは、優秀な技術者開発者になりたいと思って本を読んだりセミナーに参加したりしてきました。 実際の開発の現場では、優秀なマネージャ、優秀なリーダーになりたいと思いながら悪戦苦闘してきました。 実際の開発の現場では、わたしは発注元の立場にあ…

アイデアを試す場所

先日から設計を改善するために着手してもらっているものの、進み方は今ひとつ芳しくなく。期限のある中でどこまでできるか分からないと、難しい顔をして悩んでいる。悩んでいる時間があるなら、その分を手を動かすことに傾ければもう少し進みがいいものを、…

作り替えるリスク、作り替えないリスク

すでに各所で語り尽くされた感もありますが。シリーズ化した製品に合わせてソフトウェアも機能の変更/追加をしながら開発を進めていくと、最初の設計では思いもよらなかった変更が重なって、コードが劣化してしまいます。さて、次の製品開発に目を向けたとき…

主要部品としてのソフトウェア

組み込みの仕事をしていると、部品の変更で泣かされることがあります。周辺部品ならまだしも(それでもドライバを変更したりと労力は少なくないんですが)、主要な演算チップを「コスト削減」の名の下に変更されたときには本当に悲しくなります。その「コスト…

機能が価値なのではない

頭痛。二日酔い?昨夜は2杯しか飲んでないし…と思ったら、風邪だった模様。なんかふらふらするし。最近の製品開発で気になること。なにかと機能がてんこもり。短いサイクルで次々と製品開発をしている現状で、機能追加ばかりを繰り返すと何になるかというと、…

温度差を縮める

管理者は焦りを感じてイライラしてるのに、メンバはのほほんとしている…という状況。今の職場でも似たような状況がちらほら。この温度差ってなんだろ、って話。こういうときの焦りやイライラというのは、どういうわけか伝わらないもので、だからよけいにイラ…

自己紹介というイベント

夏風邪と夏バテと生来の体力不足でかなりやられている今日この頃。すでに先週の話になりますがPFPのワークショップに参加してきました。テーマは自己紹介。道具は偏愛マップ。まともな自己紹介など久しくしていなかっただけに、紹介するものがまるで出てこな…

心もオープンに

今日は同僚が悪態をつくのを見てしまい。その場にいない人への文句。悪態をつきたくなる気持ちはわからなくもない。でも、肝腎のその人にそのことばを伝えなかったら意味ないのに。と、ひそかに聞き耳を立てるわたしもよくないのですが。 フィードバックがな…

自分の色を加えない

コーチはアドバイスしないというのがコーチングの基本にあります。同じようにファシリテータは議論を自分の考えに誘導しない、というのを最近知りました。 ふと考えたアナロジーが、コーチもファシリテータも「自分の色を加えない」。 自分がコーチングをす…

想像力、大事!

思いやり駆動でひとつエントリを書きました。同じように大事なものが、少し乾いたことばで、「想像力」なんじゃないかな、と思います。自分以外の人の思いは、けっしてすべてを知ることができないものだけに、相手の思いを知るには想像する必要があります。…

思いやり駆動

オブラブイベントのトリを飾るライトニングトークスのベストトーカー賞を受賞した思いやり駆動開発。ハレの場から日常の開発の現場に戻ってきて、改めて相手を思いやって作業を進める大事さを実感。 さらに。ドキュメントを書くときにも思いやりを(読まれな…

わからない、ことは問題か

ソフトウェア開発を始め開発業務をしていて、わからないことがあるのは、それほど問題ではありません。そもそもわからないこと…解決しなければならない問題があるから、新たに開発をするわけでして。 問題なのは、わからないことを放置すること。そんなこと…

計画と目標、その2

わたしの担当部分ではないのですが。今日も作業の追加があり、新たな見積もりが出てきたのですが。マージンいりで。担当の人物は、昨日の今日なので、マージンなしの見積もりも出させてました。不謹慎ながら、この機会に結果としてどちらの見積もりが有効だ…

計画と目標

計画したよりも仕事に時間がかかった場合、問題視されることしばしば。というか、計画より遅れたわけで、その後の影響も考えれば、すごく問題視されてしまうのはいたしかたない部分も。 計画よりも早く仕事が終わったら? 今日、計画よりも早く仕事が終わった…

いつ学ぶか

2年近く前に書いたエントリです。 仕事でソフトウェア開発をするのでしたら、開発が始まる前に学習しておくのが本来でしょう。実際は…ある意味予想通り…開発の現場で学習する、という事態になっています。わたしは、当然のように、この事態は間違っていると…

コーチング・トレーニング体験

最近コーチングに興味があり、それが長じて、コーチング・トレーニング体験に参加。参加といっても、このトレーニングは電話会議システムを使ったものなので、参加も自宅から電話するだけ。トレーニング・コーチもおっしゃっていましたが、電話を使うと聴く…

レビュー・レビュー・レビュー

レビュー三昧の毎日。今のプロジェクトのように、ウォーターフォール型のプロセスを踏んでソフトウェア開発をしていると(ウォーターフォールで作ってるのかよ、というツッコミは、ここでは聞き流します)、同じ時期に同じ作業が重なってしまいます。そんなわ…

人の管理ってなんだろうね

自分自身が管理されるのが嫌いだからなのか、それとも人を管理する能が自分にないからなのか。人の管理っていったいなんだろうね、とこのところひどく思います。できるものはできるし、できないものはできない。できるとできないとのどちらに転ぶかは実践者…

人員交換

協力会社の人員の交代が決まりました。契約の形体の関係上その理由は伺い知りませんが、噂では費用を減らすために単価の高いベテランを低い若手に入れ替えるとか。あくまで噂なんですが。 噂であってほしいものです。

ソフトウェアプロジェクトのドップラー効果

向かう先の時間は圧縮され、一週間後に設定されたはずの締め切りは瞬く間に眼前に迫り、 過ぎ去った時間は引き延ばされ、一週間前の対策は遙かな過去の陳腐化した出来事になる。嗚呼、ドップラー効果(違…仕事中、更新している場合ではないのですが、書かずに…

スケジューリング

計画を守れなかった場合、作業者と計画者のどちらが悪い? 現場の立場から、こういう書き方をするからには、計画者が悪いといいたい思いが強いのだけれども。そうではなくて。 こういうことなのではないかと、漠然と。(1)計画を守れなかった場合、作業者と計…

C++なんか使ってる場合じゃない。

Webアプリケーションとかをされている方から見れば、なにを今さらな話題ですが。ここで話をしたいのは組み込みのお話。 少ないリソースで機能を実現しなければならない組み込みソフトウェア。長らくC言語が使われ続け(少なくともわたしの職場では)、一昨年に…

プロジェクトのイメージトレーニング

脳は、実際に経験したことと想像したことの区別がつかないという話を聞いたことがあります。そんなわけでイメージトレーニングで想像で成功を経験させることはとても有効なんだという話。記憶に頼っているので、間違いがあるかもしれませんが。 最近、仕事の…

プロジェクトに必要なもの

このところ強く思うのは、それは「士気」ではないかと。プロジェクトに必要なものは。 士気で問題が解決するわけではありませんが、問題を解くという行為の最初の一押しに士気が必要な気がしてきています。士気が劣るとどうしても逃げ腰になってしまう。 士…

心理的コスト

現在の開発が、まもなく一段落を迎えます。ほっとするまもなく、次の開発が始まります。次の開発は、現在のソフトウェアを利用し、その上に変更を加える差分開発。今以上に短期開発が求められています。一つの締め切りが過ぎ、次の締め切りまでの時間ができ…

強制と環境

会社の、雑多なサーバ機能を載せたLinuxマシンにSubversionを入れました。今のプロジェクト、ファイル管理の体制が、よくありません。手作業でファイルを格納し、記録ファイルに履歴を書き込み、それでもリリースとなれば記録とファイルが合わずに一日右往左…

孤立したエンジニア

孤立したエンジニアがいます。職場で孤立しているわけではありません。技術が孤立してしまっています。 現在の開発には、社内社外を問わず大勢の人間が関わっています。その中にフリーのエンジニアが一人います。明らかに一人だけ、違うコードを書きます。他…

人が多過ぎる

いつもいつも人手不足で困っているソフトウェア開発の現場ですが、人が多過ぎることが困難の原因のような気がしてきます。余っているわけではありません。みんな忙しく働いています。人が多過ぎるから、忙しいと言えるのかもしれません。最近、一つはまって…

プロジェクトを遅らせる方法

プロジェクトの完了を遅らせるには。無謀な強気の締め切りを設定して、残業と休日出勤を繰り返す。これだけで、強気な締め切りはもちろんのこと、本来の妥当な締め切りを超えて、いくらでも完了を遅くすることができます。 デマルコの著作の中で、なんどもな…

相手を変えるには、相手の考えていることとその理由を理解し、尊重しなければならない

「相手を好きになり、気づかわなければ、人にちがうことをさせることはできない。相手を変えるには、相手の考えていることとその理由を理解し、尊重しなければならない」トム・デマルコの「デッドライン」の一節です。一年ほど前に読んだ本ですが、最近にな…

悲しいとき(2)

よほどわたしの言葉がわかりにくいのか、はたまた、わたしの周りには理解を共にしてくれる人がいないのか。 今日は、メールを介して議論をしているつもりでした。二度三度意見を交換したあとに、相手から届いた言葉は「全然、わかりません」。脱力しました。…

いつ失敗させるか

新しいことをやると、大抵は失敗します。あからさまな失敗でなくても、自分が得たい結果を得るために、最初は試行錯誤。わかっているのに、どうもそれが仕事の話になると、そのことを忘れてしまうようです。わたしも例外でないですが。「仕事での失敗=マイ…