エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

人が多過ぎる

いつもいつも人手不足で困っているソフトウェア開発の現場ですが、人が多過ぎることが困難の原因のような気がしてきます。余っているわけではありません。みんな忙しく働いています。人が多過ぎるから、忙しいと言えるのかもしれません。

最近、一つはまっている部分があります。今開発しているシステムで、通知するデータが間違っているために、コードを変更しなければならない部分があります。ただ、それが原因の障害は今は出ないことがわかっているので、変更は急務ではありません。で、少し時間をかけて観ているのですが。やることは簡単で、通知の途中でデータ形式を変換すればよいだけです。なのに、今の作りでは、2人も3人も手を煩わせ、3カ所も4カ所も手を加えなければなりません。「デッドライン」に書かれた、開発の初期に人数が多過ぎると、全員に仕事を割る振るために、初期の重要な設計を省略せざるをえなくなる、という落とし穴に見事にはまっている状態。いっそのこと、それら全員巻き込んでリファクタリングしてしまおうか、とも考えるのですが、そこまでの余力はなく。もうしばらく悩みそうです。

わたしのいる職場でも、人件費を抑えろと上から言われています。人件費がかかってしょうがない理由が、初期段階で人が多すぎたことだとしたら、すごい皮肉です。そして、人数をかけなければならないプログラミングやテスティングの段階で、どうやって人を減らすかと苦悶するはめに。

つくづく。「ソフトウェア開発」は「人」なんだなと。最近こればっかりですが。…。わたしもプログラミングしたい気分。