エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

強制と環境

会社の、雑多なサーバ機能を載せたLinuxマシンにSubversionを入れました。

今のプロジェクト、ファイル管理の体制が、よくありません。手作業でファイルを格納し、記録ファイルに履歴を書き込み、それでもリリースとなれば記録とファイルが合わずに一日右往左往します。一週間前にも、右往左往しました。以前から管理体制に問題があることを上司に訴えていますが、いまだこのありさま。業を煮やし、「現場は局所最適化に走る」の言葉通り、自分が属する10人足らずのグループのために、Subversionのサーバを立ち上げました。

以前から、ファイル管理を含むソフトウェア構成管理が、ソフトウェア開発の中でとても重要な位置を占めていると感じていました。その感じはますます強まっています。しかも、かなり厳密にルールを適用する必要も。今の規模の開発では、人の記憶では追いつきません。厳密に管理される必要があるはずです。
一方で、開発者は、ただでさえ忙しく、厳密なルールの適用はとても負担です。ですから、負担を軽減する環境を整えることが、ルールを適用することと同じぐらい、とても重要なことのはず。どうも、これが理解されていないようです。

グループのSubversionの運用が、環境整備の重要性を説く事例になれればよいのですが。